俳優のユースケ・サンタマリアが31日、都内のホテルで行われた東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『火の粉』(毎週土曜23:40~24:35/全9回)の制作発表会見に登場し、「これで評判が悪かったら世間の方がセンス無いっていうことです!」と、9年ぶりの連ドラ主演作品に強い自信を示した。

新ドラマ『火の粉』に出演する(左から) 優香、ユースケ・サンタマリア、伊武雅刀

東海テレビが51年半の昼ドラの歴史に幕を下ろし、新たにスタートさせる"オトナの土ドラ"枠第1弾となる今作は、愛知県出身のミステリー作家・雫井脩介の同名小説が原作。退官した裁判官・梶間勲(伊武雅刀)と義理の娘の雪見(優香)らその家族が住む家の隣に、過去に無罪判決を下した連続殺人事件の容疑者・武内真伍(ユースケ)が引っ越してきたことから、梶間家の運命を狂わせていくサスペンスドラマだ。

ユースケは会見の冒頭、「世間のイメージでは、ウソつき、ホラッチョと思われてるんですが、ウソは嫌いなんです。冗談を言っているんです」と強調。その上で「今回はすごい面白いです。5話まで台本を読んで、このドラマ"バケモノ"だと思いました」絶賛し、「今クール一番面白いドラマという自負の中でやっているので、ぜひとも皆さんに見てほしいです」と真実の心で呼びかけた。

しかし、ユースケが真面目に語ったのはここまで。この後は、背景パネルの自身の写真を見て「鼻の穴に小指が入りそうだ!」と驚いたり、撮影現場の埼玉・川越の倉庫が「外より寒い」と愚痴りだしたり、共演の優香が休憩中に寝ている伊武雅刀を「動画で撮ってYouTubeにアップしたんで、すぐ僕が削除しましたよ!」と言い出したり、優香にセクハラ発言をぶつけたり、テーブルに出された水を「これ日本酒じゃない!」と怒り出すなど、言い放題の状態になった。

鼻の穴に小指が入りそうな自分に突っ込むユースケ

脳科学者・中野信子氏

すると、記者席に潜んでいた脳科学者の中野信子氏が登壇し、この会見の言動からユースケを「頭の回転が非常に速い人なんですけど、ちょっと散漫な印象を与えるかと思います。言葉が止まらないような感じがするので、ドーパミンが足りない人はこういう感じになりやすい」と診断。ユースケは「返す言葉もございません」と素になってしまったが、続けて中野氏から「タレントや俳優にとても向いている」と言われて喜び、今度は中野氏にセクハラ発言を放っていた。

その後もユースケは止まらず、自身の演じる武井が実際に隣に引っ越してきたら、「鉄パイプでボコボコにしますよ!」と男気ある宣言。同じ質問に、伊武が悩んでいるところに、「伊武さんがタンクトップにG短パンにローラースケート履いてたら、僕は引っ越しますよ」と謎のアドバイスをすると、伊武は「いや、おれなら全裸で対応するよ!」と乗ってしまい、終始笑いの絶えない会見となった。