Q.結婚相手の年収、結婚前に把握していましたか?

結婚を決意するにあたって、結婚相手の性格や容姿と並んで「年収」は重要な要素となるだろう。貧しくとも愛さえあれば、とは言うものの、とくに女性にとって相手の経済力は、出産や子育てを視野に入れた場合にはチェックしておきたいポイントかもしれない。今回は、マイナビニュース会員221名に「結婚相手の年収」について聞いた。

年収を把握していたのは45.7%

Q.結婚相手の年収、結婚前に把握していましたか?
はい 45.7%
いいえ 54.3%

■はい
・「結婚するということは、一緒に生活していくということ。把握せずにスタートするなんて考えられないから」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)
・「婚姻前に同居を開始したことで、自然に知ってしまった」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「職場が同じだったので、年収は把握しやすかった」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「子どもができたので、彼のお給料だけでやっていけるのか計算するため」(24歳女性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「結婚を前提としていたので、お互いの収入は自然に教えあっていた」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「よく働くので、どれくらい稼いでいるんだろうと興味半分で聞いたら教えてくれた」(66歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「結婚後の生活を具体的に想定するために把握しておかないと計算できないからです」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「詳しくは知らなかったが、正社員でボーナスももらっていたので生活には困らないと思った」(56歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「把握していたほうが、結婚後もめなくて良いと思ったからです」(31歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/メカトロ関連技術職)

■いいえ
・「企業名でだいたい想像できたから」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「財布が別管理だったから。それぞれ生活費を出し合い、貯蓄は各々ですることにした」(36歳男性/シンクタンク・マーケティング・調査/販売・サービス関連)
・「自分の稼ぎだけで何とでもなるので、些末な事案」(46歳男性/サービス/販売・サービス関連)
・「結婚直前まで、結婚相手が無職だった」(50歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「お金に干渉することを考えていなかった」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「妻の会社規模だとたかが知れていたこともあり、金銭的な面では期待してなかったため、把握しようとは思いませんでした」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「子どもが生まれれば頼ることはできないので、最初から当てにしていなかった」(47歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「お店を経営していて、お店は繁盛していたため把握しなくてもいいと思った」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■総評
「結婚相手の年収、結婚前に把握していましたか?」という質問に対して、「はい」と回答した人は45.7%、「いいえ」は54.3%となり、「把握していなかった」人がやや優勢となった。

「はい」と答えた理由には、生活や家計管理、将来設計のためといったものが多かった。把握しているのは「当然」とする回答が29.7%。普段の会話の中などで相手が「教えてくれた」が19.8%。「職場や会社が同じで把握できた」は14.9%。シンプルに「聞いた」とするものが12.9%。ほかに「なんとなく・理由はとくにない」10.9%や、同棲などで「一緒に暮らしていたので」が5.0%となった。

全体的に、「相手から言ってきた」「隠す必要がない」「会話に出てきた」「お互いに給与を見せ合った」など、ごく自然にお互いの収入を教え合う様子がうかがえる回答が多かった。

ほかには、「見合いなので」という結婚へ至るシステム上の必然があるケースや、「金遣いがどうかを把握するため」や「低かったら結婚しないから」などシビアなコメントもあった。社内恋愛のカップルも多いが、相手の収入に関しては「同じ会社」あるいは「同じ職場」だったので、おおよそ把握していたとの答えが多かった。

把握しなかった理由としては、「興味がない」(25.8%)、「必要ない」(20.8%)、相手の収入を「当てにしていない」(10.0%)が上位を占めた。相手の勤務先の企業名などで「予想できた」(6.7%)、「聞きづらい」(5.8%)という回答や、「とくに理由はない」も13.3%あった。

結婚後の生活設計を考えれば、一般的には結婚相手の年収を結婚前に把握することは必要だと思われるが、実際に把握していた人は全体の半分弱となった。年収の把握をしていないということは、好意的に解釈すれば、「自分の収入で生活が成り立っていく」という自負、あるいは「相手の経済力に信頼を寄せている」ことの証なのかもしれない。

調査時期: 2016年2月24日~2016年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計221人(男性: 137人、女性: 84人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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