3Dプリンティングを中心とした事業を展開するベルギーのMaterialiseは3月31日、HOYAビジョンケアとパートナーシップを提携し、メガネ店向けのVR装置および視力検査装置用機器の共同開発を行うと発表した。

両社は同パートナーシップのもと、まずはVR技術を利用することで購入前のレンズ装着時の視界を店頭で体験できる「HOYAビジョン・シュミレーター」と、固視ずれを検出する機能を備えた検査用機器「HOYAアイ・ジーニアス」の2製品を市場投入するとしている。

Materialiseは今回のパートナーシップについて「HOYAはこれまでも創造性とイノベーションを武器にニッチ市場をリードしてきたことでよく知られています。だからこそ彼らはマテリアライズとの製品共同開発に理想的なパートナーであるだけでなく、当社の認証済み積層造形設備の強みを引き出し、高品質な最終製品づくりに活かすことのできる企業です。市場へ導入され始めた最初の製品について好意的なフィードバックが得られてきた今、マテリアライズはHOYAと共に、3Dプリントが確かな付加価値をメガネ産業全体に届けられるということ証明していると言ってもいいでしょう。」とコメントしている。

HOYAビジョン・シュミレーター」

HOYAアイ・ジーニアス