アウディ ジャパンはこのほど、フラッグシップスポーツモデル「R8」をフルモデルチェンジして受注を開始し、7月5日から販売開始すると発表した。5.2リットルのV10エンジンを搭載し、最高出力は540PSと610PSの2タイプとなる。

新型「R8 V10」

新型「R8 V10 plus」

2006年、欧州で初代モデルが発売された「R8」は、これまでに全世界で約2万7,000台販売された。新型は全幅が40mm近く増加し、よりスーパーカーらしいワイドなプロポーションとなった。アルミと炭素繊維複合材料(CFRP)を組み合わせたアウディ スペース フレームを新開発することで、フレーム重量は先代モデルを10kg下回る200kgとなっている。

自然吸気の5.2リットルV10エンジンを搭載し、最高出力は「R8 V10」が540PS、「R8 V10 プラス」が610PSとなっている。トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせる。どちらのエンジンも直接噴射のFSIとポート噴射のMPIを組み合わせたデュアル インジェクションを採用し、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダー オン デマンドも採用。アクセルペダルをオフにしたとき、エンジンを駆動系から切り離すコースティングモードも採用し、先代モデルをしのぐ高い燃費性能を実現している。

インストルメントパネルには、12.3インチの大型ディスプレイにスピードメーターやタコメーター、ナビゲーションシステムをはじめとするさまざまな情報を表示するアウディ バーチャル コックピットを標準装備。タコメーターを中央に大きく映し出すパフォーマンス モードも新たに用意している。

価格は、「R8 V10 5.2 FSI クワトロ」が2,456万円(税込)、「R8 V10 プラス 5.2 FSI クワトロ」が2,906万円(税込)。2016年の日本市場向け販売台数は限定100台。