米Microsoftは3月30日(現地時間)、ミックスド・リアリティ(MR=複合現実)ヘッドセットPC「HoloLens」の開発者向けエディション「Microsoft HoloLens Development Edition」の出荷を開始した。

HoloLens開発版の出荷を発表するHoloLens開発者のKudo Tsunoda氏とAlex Kipman氏

HoloLens Development Edition

HoloLensは昨年1月に発表したゴーグル型のWindows 10 PCで、本体に透過型ディスプレー、センサー、小型カメラなどを内蔵し、頭部の動きや周囲の環境を検出して、現実世界に仮想空間を重ね合わせたMR体験を提供する。そのコンセプトの実現可能性を示してきた一年間を経て、HoloLensは実用に向けた段階に進み始めた。 3月30日にサンフランシスコで始まったMicrosoftの開発者カンファレンス「Build 2016」では、基調講演でケース・ウェスタン・リザーブ大学医学部のPamela Davis学部長がHoloLensを中心に組み立てた解剖学プログラムを説明し、会場では参加者がNASAが開発した「Destination Mars」を体験できるようになっている。

ケース・ウェスタン・リザーブ大学医学部の解剖学プログラム

HoloLens Development Editionは価格が3,000ドル。現時点で対応言語は英語のみで、購入できるのも米国とカナダだけだが、Visual Studio 2015 Update 2とWindows 10 SDK (バージョン1511以降)、HoloLens emulatorを利用すれば、HoloLensを所有していなくてもHoloLens向けのアプリを開発することは可能だ。