アイシン精機は、イタリア・ミラノで開催される世界的なデザインの祭典「ミラノデザインウィーク 2016」(ミラノサローネ)に出展すると発表した。出展期間は4月12日~4月17日。

人の創造性をカタチにする"ものづくり"の楽しさを提案

同社は、自動車の外装品から住生活商品(ミシンやベッドなど)にいたる分野においてデザインに力を入れている企業で、ミラノサローネへの出展は、2014年の初出展以来、3度目となる。今回の出展テーマの「Imagine New Days」は、「これからの人の暮らしを考えていこう」というデザインプロジェクトであり、同社の技術のルーツのひとつともいえるミシンによって、人の創造性をカタチにする"ものづくりの楽しさ"と"自然と共にある豊かな暮らし"が提案されるということだ。

また、会場では同社製の家庭用ミシン「OEKAKI50」を使用し、テキスタイルデザイナー鈴木マサル氏により、絵を描くように自由に刺繍をしたテキスタイルが展示される。「お絵かき」ステッチされたテキスタイルで構成された空間では、揺らめく自然の情景の中を散策するような体感ができるとのこと。加えて、ミシンから同社の主力自動車部品まで、多くの製品を動かす要となる部品のひとつである「ギア」を使用して、デザインエンジニア吉本英樹氏により、ギアと光で木漏れ日のような煌びやかな空間が創り出されるということだ。

なお、ミラノサローネは毎年4月、イタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典。今年は4月12日~4月17日の6日間にわたり開催される。正式名称は「Salone del Mobile.Milano」。