テクトロニクスは3月29日、ハイブリッドSDI/IPメディア解析プラットフォーム「Prism」を発表した。

放送業界では、オールIPインフラへの移行が進められているが、既存技術やワークフローを移行するためには巨額の投資が伴うため、段階的な移行が行われている。この移行段階では、SDIとIPのハイブリッド設備を管理するエンジニアやオペレーターは従来手法との一貫性を持ち、新たな種類の問題点を確認できるテスト/モニタリングソリューションが必要となる。

こうした課題に対し、PrismはSDIとIPの両方の信号タイプを診断し、相関付けることで、エラーの根本的な原因がIP層か、コンテンツ層かをすばやく特定することができる。同製品について同社は「Prismは、放送局やコンテンツ・クリエータがIP設備を構築するために欠かせないツールです。新しい解析フォームに加え、このような新しい変化において、お客様が既存のワークフロー、能力、インフラを活用できるようにお手伝いすることがテクトロニクスの使命であると認識しています。Prismは、まったく新しいソフトウエア定義解析プラットフォームであり、移行終了後のニーズにも柔軟に対応可能な、将来性のあるソリューションです」と説明している。

なお、Prismは2016年夏の販売を開始する予定。

ハイブリッドSDI/IPメディア解析プラットフォーム「Prism」