ドコモ、iPhone SEの「実質0円」を3日で見直し - 総務省から“横ヤリ”が

NTTドコモは28日、予約受付を開始しているiPhone SEの「月々サポート」において、割引き額を減額した。同社は「総務省から指摘があったのも事実だが、ドコモとしても適正な販売価格設定に務めるため見直した」としている。

ドコモは、iPhone SEの価格を25日に発表。FOMAからXiへの契約変更(5月31日まで)であれば、「月々サポート」の割引き額を432円×24カ月(総額10,368円)増額するとしていた。同割引きが適用されると16GBモデルでは“実質負担額0円”での購入が可能となる。

実質0円での端末販売は総務省が、昨年発表した携帯電話料金に関するタスクフォース内で撤廃するよう求めており、各キャリアは2016年2月をもって、実質0円の販売を終了していた。直近の出来事としては、ソフトバンクとウィルコム沖縄のY!mobileブランドから発売されたiPhone 5sの料金プランで、当初、実質0円のプランが用意されていたにも関わらず、蓋を開けてみると、0円プランは消滅、ということがあった。この際、ソフトバンク広報は、「昨今の事情に配慮して」とコメントし、総務省が容喙してきたことを明言しなかったが、実際のところ、今回と同じような指摘があったと推察される。

こうした背景から、ドコモは契約変更時の「月々サポート」の割引額を405円×24カ月(総額9,720円)に減額する。減額後の実質負担額は、16GBモデルが最安で27円×24カ月(総額648円)、64GBモデルが最安で405円×24カ月(総額9,720円)となる。

iPhoneのような人気機種の販売価格が二転三転するようでは、ユーザーにも混乱が生じてしまうだろう。今後、キャリアにはユーザーのことを第一に考えた施策を期待したい。ただし、総務省の指導やタスクフォースもこうした混乱の要因になっているのではないだろうか。総務省には、ユーザーニーズへのより一層の理解を求めたい。

なお、MNP/新規契約/機種変更時の「月々サポート」の割引額については変更しない。詳細は過去記事を参照いただきたい。

契約変更時(FOMAからXi)の「月々サポート」割引額(変更後)

  • シェアパック10以上/データMパック以上

16GBモデル:2,349円×24カ月(総額56,376円)
64GBモデル:2,511円×24カ月(総額60,264円)

  • シェアパック5/データSパック

16GBモデル:1,917円×24カ月(総額46,008円)
64GBモデル:2,079円×24カ月(総額49,896円)

契約変更時(FOMAからXi)の「月々サポート」適用後の実質負担額(変更後)

  • シェアパック10以上/データMパック以上

16GBモデル:27円×24カ月(総額648円)
64GBモデル:405円×24カ月(総額9,720円)

  • シェアパック5/データSパック

16GBモデル:459円×24カ月(総額11,016円)
64GBモデル:837円×24カ月(総額20,088円)

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