ソフトバンクは25日、予約受付を開始した「iPhone SE」の機種代金、料金、割引について発表した。端末価格は16GBモデルが税込み(以下同)2,370円×24カ月(総額56,800円)、64GBモデルが2,910円×24カ月(69,840円)。

「iPhone SE」価格表

指定された料金プランを契約すると月額基本使用料が引かれる「月月割」の割引額は、機種変更/MNP/新規契約ともに、16GBモデルが1,920円×24カ月(総額46,080円)、64GBモデルが2,235円×24カ月(総額53,640円)。それぞれを端末価格から引いた場合の実質負担額は、16GBモデルが450円×24カ月(総額10,800円)、64GBモデルが675円×24カ月(総額16,200円)ということになる。

  • 「月月割」割引額

16GBモデル:1,920円×24カ月(総額46,080円)
64GBモデル:2,235円×24カ月(総額53,640円)

  • 「月月割」適用時の実質負担額

16GBモデル:450円×24カ月(総額10,800円)
64GBモデル:675円×24カ月(総額16,200円)

また機種変更の場合、(1)最新購入機種がソフトバンクのケータイ(ガラケー)である。(2)利用期間が16カ月以上である。(3)機種変更時に「スマ放題」「スマ放題ライト」または「ホワイトプラン」に加入すること。以上の条件を満たすと、割引額が毎月432円増額される。これらの割引額を端末価格から引いた場合の実質負担額は、16GBモデルが18円×24カ月(総額432円)、64GBモデルが243円×24カ月(総額5,832円)となる。

  • 上記の条件を満たした場合+「月月割」の割引額

16GBモデル:2,352円×24カ月(総額56,448円)
64GBモデル:2,667円×24カ月(総額64,008円)

  • 上記の条件を満たした場合+「月月割」適用時の実質負担額

16GBモデル:18円×24カ月(総額432円)
64GBモデル:243円×24カ月(総額5,832円)

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例年、iPhoneの新モデルの実質負担額は、機種変更/MNP/新規契約の場合で異なることが多かったが、iPhone SEに関してはすべて同一になっている。理由として挙げられるのが、総務省の携帯電話料金に関するタスクフォースだ。そこで提言されたのが「MNPで端末購入するユーザーと既存利用者の機種変更で著しい不公平があるので是正すべき」というもの。こうした背景により実質負担額の差がなくなったと考えられる。

ケータイの長期ユーザーであればさらに割引額が増額されることについても同様で、同タスクフォースの「高額な端末購入補助を受けず長期間同一端末を利用するユーザーの負担軽減になるような料金プランの提供を検討するべき」という提言を受けてのものだと思われる。

iPhone SEは3キャリアが揃って販売することを表明しており、KDDIは24日に価格を発表している。KDDIとソフトバンクの価格を比較すると、端末価格に差があるものの(64GBモデルの場合ソフトバンクの方が高い)、毎月の割引きを含めた実質負担額は同一となっている。また、長期ユーザー向けの割引きについては異なり、KDDIでは3Gケータイと3Gスマートフォンが対象になるのに対し、ソフトバンクはケータイのみが対象だ。