道南いさりび鉄道は3月26日の開業に合わせ、記念乗車券セット2種類を同日から販売開始する。同社は北海道新幹線開業にともないJR北海道から経営分離される江差線木古内~五稜郭間を引き継ぎ、第3セクター鉄道として開業する。

「ながまれ号」登場記念乗車券イメージ

2種類の記念乗車券セットのうち、「道南いさりび鉄道開業記念乗車券セット」は1枚ずつ異なる乗車区間を設定した硬券乗車券12枚で構成。同社の営業キロ37.8kmにちなみ、3,780セットを製作し、同社設立功労者への贈呈分(50セット)を除く3,730セットを一般に販売する。沿線風景の写真や路線図などを描いた台紙付きで、1セット3,000円。

JR北海道から譲り受けるキハ40形を改装した"地域情報発信列車"の運行開始を祝した「ながまれ号」登場記念乗車券セットも同時に発売。木古内~久根別間・木古内~渡島当別間・七重浜~泉沢間の軟券乗車券各1枚、計3枚のセットで2,000円。沿線風景の空撮写真を用いた専用封筒が付く。2,000セット製作され、同車両の製作に功績があった人に贈呈する分を除いた1,950セットを販売する。

どちらの乗車券も、函館市内の道南いさりび鉄道本社窓口で販売。3月26・27日の2日間のみ、北斗市と木古内町に臨時発売所が設けられる。3月28日時点で在庫がある場合、郵送販売も受け付ける。