前大阪市長の橋下徹が、フリーアナウンサーの羽鳥慎一とタッグを組むテレビ朝日系バラエティ特番『橋下×羽鳥の新番組始めます!』(23日19:00~21:48)の収録がこのほど行われ、初のロケで2人の母校である東京・早稲田大学を凱旋(がいせん)した。

母校・早稲田大学を訪れた橋下徹(左)と羽鳥慎一

今回の特番は、4月スタートのレギュラー番組『橋下×羽鳥の新番組』(仮題、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域除く)の内容を決めるために、3つの企画にチャレンジするというもの。2人は、全国津々浦々のナロウ(=狭い)情報をめぐる「ナロウショー~橋下×羽鳥の新聞には載らないニュース~」という企画で、青春の思い出が詰まった早稲田の街を練り歩いた。

2人は同じ政治経済学部経済学科で、1994年卒業という同卒生だが、20年以上ぶりにキャンパスに潜入すると、校舎の近代化や、最近の学生の意識・ファッションに驚がく。また橋下は、現在の妻と交際時代に通っていたラーメン店を訪れると、当時と変わらない店主と味に興奮し、この店の裏にある女人禁制のアパートでこっそり同棲していたことを明かす。

このほか、橋下に大阪以外の情報を伝える「教えてあげる!橋下ちゃん(はしもっちゃん)」企画では、堀江貴文氏が「ビジネスで儲ける方法」をレクチャーするほか、ヒロミがゴルフの魅力を伝授。また、ひとくせあるゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」企画では、石原良純、今田耕司、平井理央、古市憲寿、堀江貴文、吉川美代子が登場し、バスタオルを毎日替えるか否かという柔らかいテーマから、待機児童問題に至るまで、意見を戦わせる。

3つの企画の収録を終えた橋下は「政治家時代は『教養と知性のない政治家ランキング』で常に1位に名前が挙がっていた僕なので、今回の収録ではさまざまな意見を聞いたり、知らなかったことを教えてもらって、本当に楽しめました」と満足の様子。久々のバラエティのスタジオセットを見て「まるでアメリカ大統領選挙の討論番組みたい! トランプ氏が出てきそうでしたね」と興奮していた。

また羽鳥は、早稲田のロケを振り返り、橋下を「学生たちとすぐに距離感を縮めていて、誰に対しても決してエラそうにしない方」と表現し、「これからレギュラー放送を重ねていくにつれ、政治家としてではなくて、橋下さんのタレントとしての才覚がますます発揮されていくのだろうなと思うと、まさに"伸びしろ抜群"な番組になると予感しています!」と期待を語っている。