フジテレビ系長寿音楽番組『MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~18:30)で、4月2日の放送から司会を務める、女優の仲間由紀恵が21日、東京・同局湾岸スタジオで行われた初収録後に取材に応じ、パートナーの軽部真一アナウンサーに「時々叱ってもらっても大丈夫です」と呼びかけた。

『MUSIC FAIR』新司会者の仲間由紀恵

同番組は、前回の東京オリンピックが開催された1964年の8月31日に放送を開始した、フジテレビの最長寿番組で、仲間と軽部アナは8代目の司会者に就任。仲間は「日本を代表する一流の歌手の方々が集まる、この特別な時間の司会をさせていただくということで、大変光栄に思っております」と、大役の喜びを語った。

初めての収録を終え、仲間は「いろんなパワーを全部持って行かれたような気がします」と緊張が張り詰めていた様子。「まだ息をするのが精いっぱいのところにおりますので、もうちょっと落ち着いてスタジオを見回せて、アーティストのみなさんに余裕を持ってお話を振れるようになるまで、1回1回大事に務めていきたいと思います」と抱負を語った。

また、司会者2人のコンビネーションを築いていくため、仲間は軽部アナに「時々叱ってもらっても大丈夫です」と提案。「『あれはダメだった』とか『あの聞き方はちょっと…』とか、そういうことを言われても受け入れる度量はありますので」と呼びかけたが、軽部アナは「それは5年くらいやらないと言えないです」と遠慮し、「こう見えて結構いじられキャラなので、逆に叱ってください」と要望していた。

軽部真一アナウンサー(左)と仲間

そんな軽部アナは、先日、新入社員時代のフジテレビの社内報を発掘し、自身が好きな番組に『夜のヒットスタジオ』と『MUSIC FAIR』を挙げていたことを発見したといい、「30年の時を超えて、本当に感慨深いです」としみじみ。今回司会者に決まってから、周囲に「『おめでとうございます』と、お正月か誕生日くらい言われました」といい、「そういうステータスのある番組なんだな」と実感していた。

この日の収録は、4月2日分(ゲスト:加山雄三、Enya、ナオト・インティライミ、K)と、同9日分(ゲスト:藤井フミヤ、古内東子、PUFFY、フジファブリック)を実施。仲間は「テレビの前の皆さまが楽しんで音楽を見てくださるように、頑張って務めてまいります」、軽部アナも「今までのキャリアと新しいことを融合させながら、目いっぱい頑張っていきたいと思います」と意気込みを示した。

『MUSIC FAIR』歴代司会者

1964.8.31~1964.12.28 越路吹雪(故人)
1965.1.4~1965.5.31 左幸子(故人)
1965.6.7~1981.12.24 長門裕之(故人)・南田洋子(故人)
1982.1.7~1988.3.27 星野知子
1988.4.3~1995.10.1 古手川祐子
1995.10.8~2001.3.25 鈴木杏樹
2001.4.7~2016.3.26 鈴木杏樹・恵俊彰
2016.4.2~ 仲間由紀恵・軽部真一