Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Mozillaは3月14日(米国時間)、「A WebAssembly Milestone: Experimental Support in Multiple Browsers｜Mozilla Hackshe｜t Web developer blog」において、ナイトリービルドのFirefoxでバイナリフォーマット「WebAssembly」が利用できることを伝えた。about:configで設定画面を表示し、javascript.options.wasmの値をtrueにすることで利用できる。UnityのチュートリアルプロジェクトであるAngryBotsのデモが実行可能だという。

MozillaはこれまでFirefoxでasm.jsの開発を通じ、よりネイティブに近いパフォーマンスでブラウザ上でプログラムを安全に実行することが可能であることを示してきた。WebAssemblyはこうした取り組みをさらに進めるもので、仕様策定にはMozillaのみならずMicrosoft、Google、Appleも参加するなど、主要ブラウザのコア部分を開発しているすべてのベンダーやプロジェクトが参加して開発が進められている。

WebAssemblyはネイティブに近いパフォーマンスを実現し、安全で移植性のある利用効率の高いバイナリを目指して標準化が進められている技術。W3C Community Groupによって策定が進められており、今回、策定作業が一定のマイルストーンに到達したと伝えられている。主要ブラウザでにおいてまだ実装すべき機能が残されているが、今回の発表で一定の成果が得られていることが確認されたことになる。