ラックは3月16日、サイバー犯罪の増加と手口の高度化・巧妙化に対する懸念から、三重県警察本部と官民一体となった対処を推進するため、共同対処協定を締結し、協力体制を確立していくと発表した。

三重県警は、今年5月に伊勢志摩サミットの開催も控える中、県内で増加しているサイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止を進めるため、民間で緊急対応サービスを提供しているラックの技術力や経験を活用することを目的に、共同対処協定を締結したという。

共同対処協定においては、以下の協力事項を想定している。

  • サイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止等に効果的な情報の交換
  • サイバー犯罪等調査にかかわる手法、技術内容の提供
  • サイバー犯罪等の手口に関する調査および研究内容の提供
  • サイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止等に効果的な広報連携

三重県警で行われた「サイバー空間の脅威に対する共同対処協定の締結式」の様子