Google Japanは、同社のオフィシャルブログで女性の社会進出を支援するプロジェクト「Women Will」プロジェクトの中の「#HappyBackToWork」の分析結果を発表した。

Women Will

Women Will」は、テクノロジーを活用したより柔軟な働き方で女性の社会進出を支援していくプロジェクトで、Googleが2014年に立ち上げている。今回オフィシャルブログで紹介された「#HappyBackToWork」は、出産などを機に、さまざまな理由から女性が仕事をやめてしまう状況を改善することを主眼に日本での活動として行われている。

一般ユーザーや企業から広くアイデアを募りながら分析し、理念に参加する企業がトライアルしていくという試みがなされており、2015年3月5日からの1年間で5,000を超えるアイデア、700社のサポータ企業の賛同、1,600件のアイデアの実践という成果を達成している。

今回、応募されたアイデアから多く用いられるキーワード約600("育児"、"時短"、"家事"、"残業"、"保育園"など)を抽出し、関連性をもとに「誰ができるアクションか?」という縦軸、「何を変えたいか?」という横軸で整理し、分布図として可視化している。

図を大別すると、
1.男性が働き方を変える(左上)
2.男性が育児・家事を変える(右上)
3.企業・社会が働き方を変える(左下)
4.企業・社会が育児・家事を変える(右下)

に分類されるが、縦軸のアクションを求めたい対象はやはりパートナーである男性に起こして欲しいという傾向が見られ、2週間の育休ではなく1年間の定時あがりを求める案(区分1)や夫婦での育児/家事の夫婦でのシェア案(区分2)などが例として掲載されている。また、変えるべき対象としては、「在宅勤務が普通にできる社会に」(区分3)、「子連れ出勤ができる職場に」(区分4)などが具体例として掲載されている。

なお、同社ではこれらのアイデアを参考にして復職ママを応援する「#HappyBackToWork WEEKS」を開催。Women Willに賛同する企業からの取り組みやサービスが展開される。

#HappyBackToWork WEEKS 参加企業は以下の通り。(五十音順 プロジェクト公式Webサイト掲載企業より)

AsMama / アンファー / 壱頁 / インターネット・アカデミー / ウーマンネットアカデミー&コンサルティング / 営業部女子課 / ABC Cooking Studio / エニタイムズ / NTTドコモ / NPO法人 ファザーリングジャパン / オイシックス / CaSy / カラーズ / KIDSLINE / ゴーシュ 研究所 / JapanTaxi / セールス・オンデマンド / 西友 / セーフティ・プロ / 全研本社 / ソウ エクスペリエンス / ソニー 生命保険 /ちぇぶら / ChatWork / テンプグループ / ドコモ ヘルスケア / 戸板女子短期大学 / 東海旅客鉄道 / 東京急行電鉄 / ニフティ / 日本旅行 / ノバレーゼ / ハッピーコム / 働きごこち 研究所 / BEAMS / フィリップス エレクトロニクス ジャパン / ブランニュウスタイル / Philips /Priv. Spoons Club / ベアーズ / ホームワーカーズコミュニティ / ポピンズ / ホワイトプラス / マドレボニータ / mamagaku(一般社団法人 子育てデザイン総合研究所)/ Mamasan&Company / ママスクエア / 三越伊勢丹 /メディアジーン / モーハウス / 森ビル / 楽天 / リラク / Waris