日本能率協会グループは3月15日、上司と部下の人間関係についての意識調査の結果を発表した。調査は2015年12月28日~1月26日、全国のビジネスパーソン1,000人を対象にインターネットで行われた。

「仕事以外で上司とどのような付き合いがありますか/付き合いをしたいですか」

上司との付き合いは「飲み」「年賀状」「家族の話」

上司がいると回答した863人に、仕事以外で上司とどのように「付き合っているか(現実)/付き合いたいか(理想)」を聞いたところ、順位はともに、第1位「食事や飲みに行く」(現実: 21.7%/理想: : 18.7%)、第2位「年賀状・暑中見舞いを送る」(現実: 14.3%/理想: 9.8%)、第3位「家族の話をする」(現実: 11.9%/理想: 8.3%)だった。

一方、仕事以外の付き合いが「ない」と回答した人は、管理職で39.6%、一般社員では63.8%。また「付き合いたくない」と回答した人は、管理職で47.9%、一般社員では70.1%となり、現実・理想ともに役職で大きなギャップがみられた。

「上司と仕事以外の付き合いはない」「上司と仕事以外で付き合いたくない」

部下との付き合いは?

部下がいると回答した人263人に、仕事以外で部下とどのように「付き合っているか(現実)」を聞いたところ、第1位「食事や飲みに行く」(41.8%)、第2位「家族の話をする」(22.4%)、第3位「年賀状・暑中見舞いを送る」(19.0%)だった。

またどのように「付き合いたいか(理想)」を聞いたところ、第1位「食事や飲みに行く」(37.6%)、第2位「年賀状・暑中見舞いを送る」(14.4%)、第3位「仕事以外のプライベートな相談をする」(13.7%)だった。上司との私的な付き合いに比べ、部下とは「食事・飲み」をはじめ、より前向きに考えている傾向が伺えた。

「仕事以外で部下とどのような付き合いがありますか/付き合いをしたいですか」

「部下と仕事以外の付き合いはない」「部下と仕事以外で付き合いたくない」

また、部下が上司にプライベートを相談することに対する考えを聞いたところ(現在部下のいない人は想定で回答)、管理職では「プライベートを相談する」を好ましいと考えた人が49.4%に。約半数は部下からのプライベートな相談を歓迎していることがわかった。一方、一般社員では33.1%にとどまっており、大きなギャップがみられた。

「理想の部下はどちらですか?」(A: プライベートを相談する、B: プライベートを持ち込まない)