富士フイルムは3月15日、マシンビジョンカメラ用レンズの最上位シリーズとして「FUJINON HF-12Mシリーズ(HF-12M)」を6月中旬に発売すると発表した。価格はオープン価格。

「HF-12M」は、画面全域で2.7µmピクセルピッチ(2/3型センサー・8メガピクセル相当)に対応した超高解像固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5種類が用意されている。同製品は画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を保持し、撮影距離や絞り値の変更に伴う解像力低下も抑制するフジノンレンズ独自の高解像性能を実現した。また、全5種で外径寸法φ33mmを実現したことから、設置スペースに限りがある現場にも柔軟に対応可能だとしている。

同社は、同製品を用いることで製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、一貫して高解像な画像が得ることができるとしており、今後これを「4D High Resolution」として訴求していく方針だ。