東邦銀行は4月21日、東京電力福島第一原発事故の影響で休業していた楢葉支店の営業を再開する。

原発事故により休業中の6支店で初の再開

楢葉支店は、2011年3月11日の東日本大震災による原発事故の影響で、同年3月14日より臨時休業となった。その後は、移動ATM車及び移動店舗車を導入し避難先の顧客の利便性向上に努めてきた。

この度の営業再開は、2015年9月に楢葉町の避難指示が解除され、住民の帰還が進んでいることを踏まえたもの。営業再開は、原発事故の影響で休業している6支店のうち初めてとなる。残りの5支店については、避難指示の解除、住民の帰町などの状況を鑑みて、随時対応していく予定だという。

同行によると、営業再開にあわせて、ロビーなど顧客が利用する部分の全面リニューアルを実施し、新たにコンサルティングブースを設置するなど、従来の店舗よりも顧客の利便性向上を図っているという。また、東日本大震災から5年を迎えたが、今後も復興支援を継続していくとコメントしている。

楢葉支店の住所は、福島県双葉郡楢葉町大字大谷字鐘突堂9-14で臨時休業前と同じ。営業時間は窓口が平日9時~15時、ATMが7時~22時。