オートデスクはこのほど、米3D Roboticsがオートデスクの「Forge」で提供されるAPIを利用して、ドローンを使った飛行測量から作業地域の3Dデータ化までを自動で行うシステム「Site Scan」を開発したと発表した。

「Forge」はクラウド ベースのソフトウェアやサービスをデベロッパー各社とともに開発・推進するプログラムで、ソフトウェア開発者向けAPIやSDK、イベントプログラム、1億ドルの基金で構成されている。

3D Roboticsが開発したSite Scanは、土木測量向けに開発されたもので、ドローンによる作業現場の撮影範囲指定から3Dデータ作成まで全て自動で行うことができる。そのため、専門知識やスキルがなくても効率的に高精度な測量作業を行うことが可能となる。また、作成された3DデータはオートデスクのBIM/CIMアプリケーションなどで利用できるため、地図作製、造成計画、実施設計、向上進捗管理などに活用することができる。

同システムは米国で販売を開始しており、今後日本を含む他国での販売も検討している。

3D Roboticsのドローン「SOLO」を飛行させている様子

作成した3Dデータをオートデスクの「InfraWorks 360」に取り込んだ様子