逆サイドで存在感を放った浦和MF関根貴大、“違う景色”で抱いた充実感と悔しさ

 

関根は「丁寧に折り返すことだけを考えた」というクロスで先制点をアシストした [写真]=Getty Images

 MF関根貴大が左ウイングバック(WB)で躍動した。浦和レッズは12日、2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第3節でアビスパ福岡と対戦。2-0の完封勝利を収めた。

 ユースから昇格して2年目の昨季、関根は右WBでレギュラーの座を獲得した。今季も開幕から同ポジションでスタメン起用されたが、「本当に申し訳ない気持ちが大きかった」と思うような結果が残せない自分に苛立ちを見せていた。

 この試合、久しぶりに本来得意とする左のWBで出場した関根は、18分にMF興梠慎三の先制点をアシスト。その後も持ち前のドリブル突破でチャンスを演出し、73分には自ら右足シュートでゴールを脅かすなど、攻守に渡って存在感を発揮した。試合後は、いつもより少しだけ饒舌に話す関根の姿があった。

「(左WBは)面白かったですね。ボールがないところで中に動き出したり、ボールを持ってから中にワンツーで入って行ったり。見える景色が違いました。ちょっと不安な部分はありましたけど、本当に楽しかったですし、連係が上手くできた」

 1アシストで勝利に貢献し、リーグ戦で今季初のフル出場を果たした。だが、決して満足することはない。手応えを感じ取っていたからこそ、決定機を逃したことに悔しさがこみ上げる。「ゴールを決められなかったし、不完全燃焼ですよ。あのシュートさえ決まっていれば。もっとできたと思うので、ちょっと悔しいです」。関根が目指すレベルはまだまだ先にある。開幕戦後に「自分がチームを勝たせないといけない」と語ったように、中心選手としての自覚も芽生え始めた。

 浦和は16日、AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節の広州恒大(中国)戦に臨む。第2節の浦項スティーラース(韓国)戦に帯同しなかった関根は「行きたい」と闘志を燃やす。広州恒大は今冬、新戦力としてコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを約55億円で“爆買い”した。アジア随一の戦力を誇ると言われている前回王者にどこまで通用するのか。「アウェーは雰囲気が違う。経験できることは経験して、さらに成長したい」。プロ3年目を迎えて輝きを増す20歳の関根が、ただ貪欲に前だけを向く。

文=高尾太恵子


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