被災地への想いを背負った一戦は仙台が勝利…鹿島は開幕3連勝ならず

 

金久保順(14番)のゴールを喜ぶ仙台の選手たち

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第3節が12日に行われ、ベガルタ仙台と鹿島アントラーズが対戦した。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から5年、それぞれのホームタウンや被災地のために支援活動を行ってきた仙台と鹿島が対戦する。前節、ホーム開幕戦でFC東京に敗れた仙台は、サポーターの前で白星を勝ち取りたいところ。FC東京戦からは2名を変更。足首を負傷したGK六反勇治に代わってGK関憲太郎、中盤にMF三田啓貴が入った。一方、開幕連勝スタートを切った鹿島は、3連勝を目指して前節と同様のメンバーを起用。9日まで日本代表候補合宿に参加していたDF植田直通、DF昌子源、MF遠藤康、MF柴崎岳、FW金崎夢生らがスタメンに名を連ねている。

 1分間の黙祷の後でキックオフされると、最初に仙台がシュートチャンスを作る。開始1分、右サイドからのクロスがこぼれたところを三田がエリア外から右足で狙ったが、ここは枠の上に大きく外れた。

 積極的な立ち上がりを見せた仙台は8分に先制点を奪う。左サイド高い位置で粘ったウイルソンが左足でクロスを入れると、ファーサイドでフリーとなっていた金久保順が右足インサイドのボレーシュートをゴール右隅に決めた。

 今季初の失点を喫した鹿島は14分、右CKのこぼれ球をエリア手前左の小笠原満男が右足ダイレクトで狙ったが、シュートは枠の上に外れてしまった。25分にはエリア手前右でスローインを受けた遠藤が左足で狙う。しかし、弧を描いたシュートは惜しくもクロスバーを直撃し、得点とはならない。

 高い位置からのプレッシャーに苦しむ鹿島はその後チャンスを作り出すことができず、試合は1-0のまま前半を折り返す。

 後半最初のチャンスは鹿島。53分、右CKのこぼれ球をエリア外中央の西大伍が右足ボレー。ドライブがかかったシュートは枠を捉えたが、GK関が指先で弾き、ゴールを割らせない。対する仙台も直後の55分、左サイドのウイルソンが上げたクロスに奥埜博亮が頭で合わせたが、GK曽ヶ端準がしっかりとキャッチした。

 同点を目指す鹿島は62分に最初の選手交代を行う。中村充孝に代わって土居聖真が投入された。さらに66分には赤崎秀平との交代でカイオをピッチへ送り出す。すると72分に鹿島が決定機を迎える。エリア内左でパスを受けた土居が反転からシュートにつなげると、ここはうまく足に当たらなかったが、このボールが中央でフリーとなっていたカイオに渡る。カイオはワントラップから左足で狙ったが、GK関がビッグセーブでピンチを凌いだ。

 終盤は鹿島が敵陣に押し込む展開となったが、仙台も集中したディフェンスで得点を許さない。結局最後まで同点ゴールは生まれず試合は1-0で終了のホイッスルを迎え、仙台が今季ホームゲーム初白星を挙げた。鹿島は今季初黒星を喫し、開幕3連勝を逃している。

 次節、仙台は19日に敵地で名古屋グランパスと、鹿島は同日にホームでFC東京と対戦する。

【スコア】
ベガルタ仙台 1-0 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 8分 金久保順(ベガルタ仙台)


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