バッファローは3月9日、IEEE 802.11ac(11ac)準拠の2ストリームに対応したWi-Fi(無線LAN)中継機「WEX-1166DHP」を発売すると発表した。価格は税別で8900円で同月下旬より、全国の家電量販店および同社直販サイト「バッファローダイレクト」から購入可能となる。

「WEX-1166DHP」

新製品は、中継先でパソコン、スマートフォン・タブレットなどの子機を複数接続する際に安定した高速通信を実現するほか、5GHz(11ac/n/a)と2.4GHz(11n/g/b)のデュアルバンド対応により、Wi-Fi機器に対応。

さらに、親機と子機それぞれ異なる帯域で同時に接続できるデュアルバンド同時接続に対応し、1つの帯域のみを中継するタイプの中継機で見られる通信速度が半減する現象が発生しないという。

中継先で自分専用のネットワークを構築することができる「パーソナルモード機能」を搭載し、親機に接続されたほかの端末からのアクセスを防ぎ、プライバシーを守る。また、中継機専用SSIDの使用が可能で、接続が切り替わらない際に任意で接続先を選択できる。

そのほか、可動式アンテナを搭載し、部屋の間取りなど環境に合わせて電波の向きを調整できることに加え、iPhone6、iPhone6 Plusなど対応機器の通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」に対応しており、室内を移動する端末を自動追尾。

加えて、有線LAN対応機器を高速無線化できるGiga対応LAN端子を搭載しているほか、「ひかりTV」の無線化に対応しており、テレビ・レコーダーの無線化に使用できる。

また、親機、子機との通信状況がスマホで確認できる「中継機設置ガイド」に対応し、スマートフォン用アプリ「StationRadar」(無料)から最適な設置場所を視覚的に簡単に見つけられるようになるという。