ユニークな動物たちの楽園を舞台とするディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)の3分を超える長尺の本編映像が10日、公開された。

ウサギのジュディ(左)とキツネのニック

本作の主人公は、もふもふの毛並みに大きな瞳が印象的な、新米警官として奮闘するウサギのジュディ。「ウサギはニンジン作りに従事するもの」という価値観が常識の"ズートピア"で、立派な警官になることを夢見て頑張るポジティブなヒロインだ。

映像内で描かれているのは、そんなジュディが故郷・バニーバロウからズートピアへ向かう重要なシーン。大好きな両親や275匹もいる兄弟との別れを惜しみながら、ジュディは電車に乗り込む。見る見るうちに景色は変わり、電車は田舎町を抜けていく。

そして、ジュディが携帯音楽プレーヤーを操作すると、Dream Amiの歌う主題歌「トライ・エヴリシング」の日本語版が流れ始め、音楽を聞きながら都会へ。アップテンポな電子音に乗った「失敗したって、何度でも頑張るわ。やるのよ!」とのポジティブな言葉が、希望にあふれたジュディの背中を押す。

またこれは、初めてズートピアの全容が明らかになる場面でもある。まず訪れるのが、ラクダなど砂漠の動物が暮らす"サハラスクエア"、地域を隔てる巨大な壁を抜けるとホッキョクグマなど北極の動物たちのいる白銀の世界"ツンドラ・タウン"へ。さらに先を行くと、滝と緑の景観が美しい熱帯雨林の"レインフォレスト地区"があり、そこを抜けると電車は大都会の駅"サバンナ・セントラル"へ行き着く。都会に向かうジュディと共に、ズートピアの景色を見ていると、ズートピアは全く異なる特質をもったエリアが隣り合わせで存在する不思議な世界であると同時に、あらゆるタイプの動物が共存できる世界になっていることもわかる。

日本より早く4日に公開されたアメリカでは、『アナと雪の女王』(14年)や『ベイマックス』(14年)を超えるディズニー・アニメーション史上1位のオープニング興行成績を樹立を記録した本作。世界中から、称賛の声があがっている。


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