国際弁護士の八代英輝氏が、TBS系ドラマ『わたしを離さないで』(毎週金曜22:00~)の第9話(11日放送)に出演することが9日、わかった。
本作は、英国で100万部を超える大ヒットとなったカズオ・イシグロ氏の同名小説の初ドラマ化作品。綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみ演じる"提供"という使命を抱えて生きる3人の男女の数奇な運命を、愛情と友情、絶望と希望、生と愛を絡めながら描く。
昼の情報番組『ひるおび!』(平日11:00~13:52)で司会を務めている八代弁護士が演じるのは、出版社で働く男性編集者・古井。恭子(綾瀬)が触れ合う数少ない外界の人間の一人で、友彦(三浦)と猶予を獲得するにあたって、恵美子(麻生祐未)との再会の架け橋となる重要なキャラクターだ。八代弁護士は終始、緊張した面持ちながらも、手帳を持参して役作りをするなど、入念な演技プランのもと撮影に臨んだ。
そんな八代弁護士は、「自分に声がかかるとは考えてもいませんでしたし、夢にも思っていませんでした」とオファーを受けた際を回顧。その上で「重厚なテーマのドラマなので、お断りしようかという気持ちも何割かあった」と率直に吐露しつつも、「こんな機会はそうないことだ」との思いに至り、挑戦した。
それでも当初、現場では「歩くときに手と足が同時に出てしまうぐらい」緊張したようで、キャストやスタッフが空気を和らげてもらったという。共演した綾瀬については、対面するシーンを思い返して「こんなに見つめて許されるのだろうかと心配になりました」と笑い、「美しいと思うと同時に、プロの女優としての迫力を感じました」と称賛。また、「命の大切さが丁寧に描かれている、とても見ごたえのある作品」と本作を表しながら、「ドラマオリジナルの結末を楽しみにしていただければ」と呼びかけている。
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