カシオ計算機は9日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新モデルとして、「MASTER OF G」シリーズに属するデジタルモデルのダイバーズウオッチ「FROGMAN」を発表した。6月10日に発売し、ラインナップと税別価格は、GWF-D1000が125,000円、ブルーIP処理を施したGWF-D1000Bが130,000円。

FROGMAN GWF-D1000

FROGMANの初代モデルは1993年に登場した「DW-6300」だ。以降、「DW-8200」(1995年)、「DW-9900」(1999年)、「GW-200」(2001年)、「GWF-1000」(2009年)と進化してきた。コラボレーションモデルや限定モデルにも何度となく採用され、たいてい"瞬殺"されるという屈指の人気モデルだ。

今回のFROGMAN GWF-D1000は、純粋な新モデルとしては7年ぶりの登場。FROGMANのアイデンティティともいえる左右非対称のデザインを受け継ぎつつ、外装も機能面もグレードアップした。FROGMANの上位モデルという位置付けで、現行モデルも引き続きラインナップされる。

GWF-D1000

GWF-D1000B

機能面では、水難救助などでの使用を想定し、3つの高精度センサーを搭載。圧力センサーで80m(10cm単位)まで測れる水深計、温度センサーによる水温計(0.1℃単位)、磁気センサーによる1度単位の方位計だ。方位計は、時計が水平でなくても計測できる「自動水平補正機能」を持つ。そのほか、潜水時間や最大水深、最低水温などを記録するログメモリー機能、浮上速度警告機能などを備える。

外装では、風防に傷つきにくいサファイアガラスを採用した(従来モデルは無機ガラス)。バンドにはカーボンファイバーをインサートし、高い耐久性を持たせている。また、ダイビングスーツの上から装着することを考え、一般的な時計よりもバンドを長くした。ボタン類も、グローブを装着した手でも操作しやすい大型ボタンだ。

裏ぶたの表面にはDLC加工を施し、FROGMANのアイコンとして親しまれている蛙のイラストを刻印。FROGMAN GWF-D1000の裏ぶたには、ライトを持ってレスキューへと向かう勇敢な蛙の姿を描いている。

新作の発表会から1コマ

裏ぶたの刻印

FROGMAN GWF-D1000の主な仕様
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