TSUKUMOブランドでPCおよびPC周辺機器を販売する、ヤマダ電機グループのProject Whiteはこのほど、同社のゲーミングブランド「G-GEAR」より、オリジナルクロスマウスパッド「TSGG-MOUSEPAD/01」を発売した。PCとの同時購入の場合は税別980円、マウスパッド単体の場合は税別1,480円で提供する。

TSGG-MOUSEPAD/01

「G-GEAR」ブランドのゲーミングアイテム第1弾として投入される製品。日本のPCゲーマー向けに設計されたもので、ユーザーテストやアンケートを基に、日本のPCゲーマーが机のうえにおいても邪魔に感じないサイズを採用したという。

通常の布製マウスパッドを上回る3mmの厚さに加え、布製マウスパッドが持つ「止めやすさ」はそのままに、普段使いで求められるなめらかな操作性を実現するために、横方向は自然なすべりを、縦方向は止めを優先した編み目とした。

表面は防滴仕様でメンテナンス性に優れるほか、パッドの縁にロッキング(縫製)加工を施すことで、布ほつれを防止し、耐久性を向上させた。裏面はラバーベースを採用し、ゲームプレイ中でもマウスパッドのズレを防ぐ。

グリップ重視で細かい動きに対応しやすいマウスパッド

さて、この「TSGG-MOUSEPAD/01」を試す機会が得られたので、ショートレビューという形で使用感を紹介したい。ゲーミングアイテムというと、マウスやキーボード、ヘッドセットなどが代表的だが、マウスを快適に操作するにはマウスパッドの存在は重要だ。

TSGG-MOUSEPAD/01を実際に試す。横方向がすべり、縦方向が止めを優先した編み目だという

裏面のラバーベースはしっかりとマウスパッドの動きを抑える効果

Webブラウジングやドキュメント作成など、一般的な用途ではそれほど気にならないが、マウスの動きが激しいゲームプレイでは、センサの読み取り精度向上や適度な摩擦感など果たす役割が大きい。FPSではもちろんエイムに、MOBA系ゲームでも狙った場所へカーソルを持っていくのは非常に大事なことだ。

「TSGG-MOUSEPAD/01」は前述の通り、布製のマウスマッドだ。マウスパッドの素材としてはほかにもシリコンやプラスチック、ガラスなどがあるが、布は比較的すべりにくいとされている。実際に「TSGG-MOUSEPAD/01」を使ってみると、横方向または斜め方向はわずかな摩擦感がありながらもすっと動く。縦方向はそれよりも滑りにくいというか、マウスがしっかりと止められる印象だ。

3mmの厚さに加えて、地味ながら重要なのは縁のロッキング(縫製)加工だ。以前に薄手のマウスパッドを使っていたのだが、縁の部分からぼろぼろになってしまったことがある

マウスパッドのすべり方については好みがあり、つるつるしたところをすべらせるように使うのが好きという人もいるだろうが、個人的にはMMORPGやMOBA系に代表されるように、非常に狭い範囲で動かしたり、止めたりを繰り返すゲームの場合はある程度グリップがあった方が適しているように思う。裏面に施されたラバーベースの効果は大きく、かなり激しくマウスを動かしたり、パッドに対して強めにマウスを当ててもズレを感じることがなかった。

SteelSeries Kinzuと組み合わせて使用。kinzuは小型マウスなのだが、これくらいでちょうどいいかもしれない

また、個人的な好みをいえば、もう少しパッドの面積があっても良いと感じる。海外のゲーミングデバイスメーカーのものほど大きい必要はないが、こちらと一回り大きな2サイズで展開してもらえると、というところだ。