3月7日(現地時間)、MicrosoftはOffice Onlineの共同作業からSkypeの利用を可能にしたと公式ブログで発表した。同社は文章から離れずにファイルの同期や友人とのリアルタイムコミュニケーションを可能にすると、本機能について説明している。筆者が確認したところ、日本環境でも動作を確認した。

Office Onlineの共同編集機能に加わった<Chat>ボタン。こちらをクリックすることで共同編集者とのチャットを開始できる(公式ブログより抜粋)

本機能はOneDrive上のドキュメントを、友人や同僚と共有するとアプリケーション右側に現れる青いチャットボタンから、Skypeチャットウィンドウを使って共同編集者を相手に、テキストチャットや音声チャットなどを実行するというもの。

こちらはチャット中から他のユーザーを呼び出して、グループチャットも行える。また、音声チャットやビデオチャットも実行できる(公式ブログより抜粋)

Microsoft Officeコアチーム プログラムマネージャーのNikhil Nathwani氏によれば、多くのフィードバックを集めて実装した機能だという。なお、筆者が確認したところ、Skype for WebはP2Pネットワークによるファイルの受信は未サポートだった。

絵文字の呼び出しもSkype for Windowsなどと同じ感覚で利用できる(公式ブログより抜粋)

また、Skypeが用意した絵文字なども使用可能。これらの機能はOneDrive上のドキュメントを対象にしており、SharePointおよびOneDrive for Businessへの対応は近日中に行われる。

確認したところ日本からOffice OnlineにアクセスしたところSkypeによるチャット機能をアピールするメッセージが現れた(バージョン1.31.102)

阿久津良和(Cactus)