廃ガラスを軽量の人工軽石へ

 

トリムは、マテリアルリサイクルが難しいとされるガラス瓶を、人工軽石(じんこうかるいし)「スーパーソル」としてリサイクルするシステムを開発しました。ガラス瓶は、鉄より硬度が高く、通常のリサイクル方法では色分けや、ラベルやキャップを取り除く作業が必要で、大きな手間がかかります。今回、こうした手間をかけずに、全自動で人工軽石として再生可能にしました。

最初の工程はガラス破砕機に入っていきます。これでガラスを8mm以下の粒状に砕きまして、ガラスの粒をさらに細かい小麦粉状の粉にするというのが他のリサイクルとは違う特徴です。混合攪拌機というガラスの粉と添加剤、膨らし粉の役割をする粉を混合する機械があります。この機械がきれいに混合して、物が最終的に焼成炉と言われる25mの窯に入って行き、3-4倍に発泡します。ガラスの粉が柔らかくなる時に添加剤の効果で空気が入って膨らむ仕組みで、最初は板で出てきますが、最終的には外気に触れてパチパチと割れて小さなスーパーソルが出来るという工程です。

人工軽石(じんこうかるいし)「スーパーソル」は非常に軽い多孔質構造です。製造過程で比重や吸水率をコントロール出来ることで、軽量土木工や植栽の土壌改良、雨水貯留など用途に合った製造が可能で、新たに水質改善用にも取り組んでいます。

例えば三重県の業者さんですが、伊勢エビは養殖技術がまだ発達していないので畜養という言い方になりますが、お客さんの手元に届く間水槽で伊勢エビを飼っています。その時ろ過材が重要になってきます。水の水質を維持する時間が長くなったり、またエビも死滅しないとか色々な特徴を試していただく中で、非常に効果があるということが分かってきましたので、水環境の改善などの部分でも今後展開していきたいと考えています。

トリムは、循環型社会の構築を目指し、全国15か所と台湾にスーパーソル製造システムを納入し、地産地消の仕組みづくりを進めています。今後は、水や食糧に関する地球規模の環境問題に向き合い、アジアを中心に事業を拡大していきます。


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