フジテレビは7日、ウッチャンナンチャンの南原清隆らが出演する新たなネタ番組『超ハマる! 爆笑キャラパレード』(仮/毎週土曜19:00~19:57)を、4月からスタートすることを発表。同局の宮道治朗編成部長は、ネタ番組をあえて19時台に編成することに「フジテレビがやらなければ」と強い決意を示した。

4月改編を発表したフジテレビ宮道治朗編成部長

この番組は、「キャラ芸」を持つ芸人たちが、人のクセや特徴を見つけ出し、周りにいそうなキャラを次々に演じていくという"新キャラクター誕生バラエティ"。濱野貴敏チーフプロデューサーは「とにかく面白いキャラクターが山のように出てきて、ゲラゲラ笑えるような番組」と胸を張る。

レギュラー出演陣は、同局で多くのヒットコントキャラを生み出してきた南原清隆を中心に、陣内智則、ピースの綾部祐二が脇を固め、人気芸人たちから繰り出されるキャラネタを審査していく。

こうしたネタ番組を、情報バラエティがひしめく19時台に編成することについて、宮道部長は「視聴者の方に有益な情報を、どれだけバラエティのパッケージの中に詰め込めるかがトレンドになっていますが、それでテレビにとって未来はあるのかという思いがあるんです」と力説。

これまでフジテレビが、超ショートネタという『爆笑レッドカーペット』や、ダジャレを演芸ネタに昇華させた『ボキャブラ天国』など、演芸を独自の切り取り方で見せる発明してきたと自負した上で「もう1回僕らが汗をかいて、新しいバラエティの提案をしなければいけないと強く思っています」と説明した。

そして「それをやるなら19時です。絶対に他の局はやらない」と強調。「しかも週末。家族そろって、ぜひこのエンタテインメントを楽しんでもらいたいという強い思いで編成しました」と背景を語っている。