3月4日(以下、すべて現地時間)、Microsoftは「Office 365 admin center(国内ではOffice 365管理センター)」をOffice 365ユーザーにローンチしたと公式ブログで明らかにした。同社は以前からOffice 365管理センターを使用可能にしているが、多くの機能を搭載した新Office 365管理センターの開発に着手し、2015年9月17日に最初のプレビュー版をリリースしている。

ダッシュボードのレイアウトを刷新し、頻繁に利用するタスクを表示させることで管理者の負担を軽減した。また、検索バーを追加することで、ユーザーとグループの詳細確認や編集も行える。同機能に関してOffice 365マーケティングチーム シニアプロダクトマーケティングマネージャーのAnne Michels氏は、今後も拡張する予定だと述べた。

刷新した「Office 365管理者センター」(公式ブログより抜粋)

アクティブなOffice 365ユーザーやメールトラフィック、およびOffice 365のライセンス認証が含むレポート機能を搭載。今後数カ月内にOneDrive、SharePoint、Yammer、Skype for Businessのアクティビティやユーザーとの対話機能も追加される予定だ。また、ダッシュボードは、特定のサービスに焦点を当てるなど管理者や企業のニーズに応じたカスタマイズ機能も供える。その他にもアカウント名や文字列長といったユーザー構成に関するコンテキストヘルプも搭載した。

新たなレポート機能はアクティビティやメールトラフィック量などが確認できる

Microsoftは今後数週間にわたって、世界中のユーザーに新Office 365管理者センターのロールアウトを行う予定だが、古いUIを使い続けるオプションも用意するという。

阿久津良和(Cactus)