外野のレギュラーを目指す楽天・福田 「全員がライバル」

 

レギュラー定着を目指す楽天の福田将儀

 2月25日、ソフトバンクとの練習試合を行った楽天。怪物ルーキー・オコエ瑠偉と島袋洋奨(ソフトバンク)の“元甲子園ヒーロー対決”が話題となったこの一戦だが、島袋に対して並々ならぬ闘志を燃やしていた選手がいる。

 楽天の2年目、福田将儀だ。「7番・左翼」で先発出場した福田は、中央大学野球部の同期である島袋とプロ入り後初対決。4回一死一塁、左腕のツーシームで三ゴロに倒れるも、併殺崩れで一塁に残り、自慢の快速で盗塁を成功させてみせた。「今年はお互いに一軍で活躍して対決が増えたら良いですね」。良きライバルとの戦いを振り返る福田の目からは、今季に賭ける闘志が滲み出ていた。

 2014年、ドラフト3位指名で楽天に入団した福田。楽天のルーキー野手としてはただ一人開幕一軍に選出され、4月にプロ初安打、初盗塁、初打点、初猛打賞をマークするなど、強い存在感を発揮させていた。大久保前監督時、「超機動力野球」の申し子的存在として耳目を集めた福田。

 米村コーチからも「お前はええ選手や」とお墨付きを貰うほどの選手である。大学時代にはベストナインに2度選出されたその才能は、高校時代から「遠投110メートル、50メートル走5秒8の身体能力。好打の3番で守備範囲が広い中堅手」との触れ込みで世間の期待を寄せていた。

 そんな福田だが、昨季6月にはプロの厳しい現実を突きつけられた。打撃不振に陥り二軍降格。「落ち込んだという言葉では表せないくらい。好きな野球から離れたい気持ちにもなった」と当時の悔しさを振り返る。

 迎えた今季、「昨年は交流戦付近で体力も精神的にもいっぱいだった。今年は1年間戦える体力をオフに作った。全員がライバル。勝たないと」と語る彼は、千葉県内で行った自主トレで体全体のスピードアップを掲げ、コア(核)強化を実施。

 それだけではない。食事の摂り方では栄養士の指導を仰ぎ、自慢の走力を高める為に、陸上短距離のオリンピック選手に教えを乞うた。

 「何もかも、福田さんは意識が高くて勉強になりました」とオコエが驚嘆するほど、全てを野球に捧げてきた。一時は野球から離れることも考えたという才能が、苦しみから這い上がり、大輪の花を咲かせてくれることを期待したい。


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