川崎FW森本、同点弾は約11年ぶりのJ1ゴール「決められて良かった」

 

J1で約11年ぶりとなるゴールを決めた森本 [写真]=清原茂樹

 実に10年と135日ぶりのゴールだった。FW森本貴幸(川崎フロンターレ)はヘディングシュートでネットを揺らすと、両手の握りこぶしを高く掲げた。

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第2節が5日に行われ、川崎は湘南ベルマーレと対戦。森本は後半開始からピッチに立つと、果敢にゴールに迫る。54分には、左サイドの深い位置からDF車屋紳太郎が放ったクロスにダイビングヘッドで合わせたが、枠に飛ばすことができない。

 それでも「チャンスはあると思った」と、後半アディショナルタイムに値千金の同点弾を叩き込む。左サイドから車屋がファーサイドへとクロスを送る。FW小林悠がヘディングで折り返したところを、走り込んだ森本が頭で押し込んだ。「やっぱりチャンスがすごく多いチーム。悠くんが絶対に折り返してくれると思って走ったら(ボールが)いいところに来たので、決められて良かったです」。いつも通り、淡々とした口調で話す森本だったが、約11年ぶりのゴールにほっと胸をなで下ろした様子だった。

 今季、ジェフユナイテッド千葉から川崎に移籍した森本は川崎市出身。「サポーターがすごく多いですし、熱狂的。自分としては、小さい時から親しみのあるスタジアムなので、ここでフロンターレの1ゴール目を決められたことは、個人的に嬉しかった」と川崎のユニフォームに袖を通して、等々力陸上競技場でプレーした率直な感想を語った。

 2005年10月22日のFC東京戦以降、J1でのゴールが途絶えていた森本にとって、このゴールの価値は大きい。「もっともっとコンディションは上がってくると思うので、しっかりとトレーニングをして準備をするだけ」。かつて「怪物」と呼ばれた男が、新天地・川崎で新たなスタートを切った。


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