マリナーズ浮上のカギを握る青木宣親 安定した出塁能力に期待

 

現地4日、ブルワーズとのオープン戦に出場したマリナーズの青木宣親

◆ 新GM好みのリードオフマン

 マリナーズの青木宣親外野手が4日(日本時間5日)、古巣・ブルワーズとのオープン戦に「1番・左翼」で先発出場したが、3打数無安打に倒れた。

 青木は第1打席が遊ゴロ、第2打席は二ゴロ、第3打席は左飛に倒れ、6回裏の守備から交代。2日のパドレス戦に続き無安打に終わったが、「3打席目はいい当たりだった。1歩前進した感じです」と手応えを口にした。

 メジャー5年目を迎える青木。ブルワーズ(12~13年)、ロイヤルズ(14年)、ジャイアンツ(15年)に続き、マリナーズが4球団目の所属となる。

 古巣同様、新天地でもリードオフマンとして期待されている。ジェリー・ディポート新GMは「三振か本塁打のオフェンスから脱却したい」と青木の出塁能力に着目。同じく新加入のアダム・リンド内野手も、昨季ブルワーズで出塁率.360、20本塁打、OPS.820をマークした好打者で、チームの得点力アップを見込んでいる。

◆ 昨季は2度の死球で長期休養、心配される脳震とうの影響

 昨季はジャイアンツのリードオフマンとして、開幕から「1番・左翼」のポジションを掴み取った青木。前半戦は67試合試合に出場し、打率.317、出塁率.383の好成績をマーク。一時は球宴ファン投票でナ・リーグ外野部門3位にまで浮上した。

 しかし、6月20日のドジャース戦で死球を左足に受け骨折。8月に復帰するも今度は頭部に死球を受け、終わってみれば自己最少となるの93試合の出場に留まり、打率.287、5本塁打、26打点で15年シーズンを終えた。

 一時はジャイアンツとの契約延長が噂されたが、結局は破談に。その後FAとなり、ディポート新GMの目に留まる形でマリナーズ入りが決まった。

 安定した打率と出塁率を残してきた青木だが、懸念されているのが昨季の頭部死球により脳震とうの影響だ。ジャイアンツが契約を破棄した一因とも言われており、過去には同症状後にパフォーマンスが著しく低下した選手も存在する。

 それでも今キャンプでは、「感覚を呼び戻すために、多くの試合に出て調整したい」と背番号8。オフは食生活を見直し、体脂肪率を7%減らしキャンプイン。同い年の岩隈ともチームメイトとなり、ロイヤルズ時代以来のプレーオフ進出、そして自身初のチャンピオンリング獲得を見据えている。

【青木宣親:メジャー4年間の主な打撃成績】
12年:打率.288 10本塁打 50打点 出塁率.355 ※ブルワーズ所属
13年:打率.286 8本塁打 37打点 出塁率.356 ※ブルワーズ所属
14年:打率.285 1本塁打 43打点 出塁率.349 ※ロイヤルズ所属
15年:打率.287 5本塁打 26打点 出塁率.353 ※ジャイアンツ所属


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