Peach Aviation(以下、Peach)は3月3日のひなまつりに、女性のパイロット・整備士・客室乗務員が"講師"を務めた飛行機教室を関西空港・格納庫で実施した。同教室の"生徒"は、本社と同じ大阪府泉佐野市内にある「なかよし保育園」の園児91人。園児たちはどんな体験をしたのだろうか。

今日だけ"先生"となって飛行機の現場をレクチャー

4人の先生による3つの講座

Peachはこれまで、ひなまつりに合わせて乗客にひなあられをプレゼントするなどの取り組みはしてきたが、今回のようにひなまつりイベントを実施するのは初めてのこと。「航空業界の現場で活躍する女性たちに接することで、将来、航空業界で働きたいという憧れを女の子にももってもらえたら」という想いで、同イベントを企画したという。なお、"生徒"として男の子も参加した。

飛行機教室の前には、空港内で園児によるお歌の発表会を実施。その後、会場を格納庫に移し、女性のパイロット・整備士・客室乗務員が"先生"となった教室が開講された。

関西空港内でお歌を披露

1講目はパイロット歴12年目の寺坂裕子さん、2講目は"飛行機のお医者さん"として整備士歴1年の・湯地智美さんが登壇し、「タイヤはいくらか知ってるかな? 」「飛行機の長さってどのくらいだろう? 」という、飛行機にまつわる素朴な疑問を分かりやすくレクチャー。園児からは、「飛行機ってなんで飛ぶの? 」「飛行機のタイヤはどうやって替えるの? 」「飛行機の外にはどうやって出るの? 」などという疑問が寄せられた。

格納庫内に園児たちの元気な声が響き渡る

3講目では園児を機内に招き、客室乗務員の中西舞子さん(4年目)と松井希望さん(2年目)が保安要員としてデモンストレーションが披露された。

いざという時に知っておきたいことを目の前でレクチャー

約35分におよんだ飛行機教室の最後には、飛行機の前で記念撮影を実施。91人の園児たちにとって、格納庫という「未知なる空間」で巨大な飛行機に触れる体験は、貴重なひとときになったようだ。なお、Peachは5日5日のこどもの日にも、イベントを検討しているという。

園児たちにひなあられとオリジナルキーホルダーをプレゼント