アストンマーティンはスイスで開催された「ジュネーブ国際モーターショー」にて、新型「DB11」を初公開した。同社は103年の歴史を持ち、「DB11」は野心的な「第2世紀」計画の第1作であるとしている。V12エンジンを搭載し、軽量と強度を両立する接着アルミニウム構造を採用する。

アストンマーティン「DB11」

エンジンはアストンマーティンが自社設計で新開発した5.2リットルのV12ツインターボで、最高出力は608PS。0-100km/h加速はわずか3.9秒、最高速度は322km/hとなっている。トランスミッションは8速オートマチックで、ドライバーが4つのモードを自由に設定できるダイナミック・モードも搭載する。

装備はテクニカルパートナーであるダイムラーと共同開発した最先端のテクノロジーと、熟練工によるハンドメイドを巧みに融合。フルカラー12インチTFT液晶ディスプレイを採用した新しいインストルメント・クラスターに主要な車両情報が表示される。センターマウントされた第2のディスプレイはインフォテインメント専用となっている。

「DB11」はグランドツアラーとして設計されており、大きなドア開口部と大幅に拡大されたキャビンスペース、2座のチャイルドシートが固定できるリアISOFIXアンカー、2個の大型ボストンバッグと手荷物用バッグを収納できるラゲッジ・コンパートメントを備える。豊富なカラーセレクションやオプションにより、オーナーの嗜好を反映したインテリアをつくり上げることもできる。

同車の価格は15万4,900ポンド(英国)、20万4,900ユーロ(ドイツ)、21万1,995ドル(米国)からとなっており、納車開始は2016年第4四半期を予定している。