女優の武井咲が1日、東京・台場のシネマメディアージュで行われたフジテレビ系ドラマ『フラジャイル』(毎週水曜22:00~22:54)の第8話(きょう2日放送)試写会に登場し、共演する野村周平の意外な一面を暴露した。

『フラジャイル』第8話試写会に長瀬智也とともに登場した武井咲

このドラマの主人公である病理医・岸京一郎は、技量は認められながら、偏屈で歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、敵ばかり作ってしまうという役柄。この日はそんな岸を演じるTOKIOの長瀬智也と、その部下である新米医師・宮崎智尋役の武井が登場し、会場に集まったOL230人を前に、トークを繰り広げた。

この中で、会場から出た「どんな部下ならかわいがりたい?」という質問に、武井が、同僚の検査技師・森井久志役で共演する「野村(周平)くんがいいかな?」と答えると、それを聞いた長瀬は爆笑。実年齢は武井と野村は同い年だが、長瀬は「(武井)咲ちゃんの方が10歳以上年上じゃないかと思うくらいガキで!」と爆笑の理由を明かし、武井は「自由なんですよね、子どもみたいに。長瀬さんに『今日うなぎ食べたいっす!』とか言って、長瀬さんに毎日メールしてる(笑)」と、クールな役柄とは真逆の本性を暴露した。

さらに長瀬は、野村を"ヤツ"呼ばわりし、「僕が撮影ないときでも、ヤツからロケ現場の写メールが送られてくるんですよ」と事例を報告。司会のフジテレビ梅津弥英子アナウンサーは「本当に愛されてるんですね」と感心し、長瀬は「いいムードメーカーですよ」と、そのキャラクターを重宝していた。

一方、長瀬は武井に対して「10割(の実力を)出してるなっていう感じですよ」と、劇中で病理が10割の正確な診断を出すという岸のセリフにかけて絶賛。武井は恐縮しながら「現場では年下でいることが多かったので、教えてもらう気で行くというか、失敗しに行くという感じです」と芝居に対する心得を明かした。

司会のフジテレビ梅津弥英子アナウンサー

このほか、同会では、武井演じる宮崎が、デスクで小さなヒヨコの人形を集めているという裏話を紹介。ドラマ上ではたまに映り込んでいる程度だが、最初は数匹だったのが、現在は20匹くらいまで増えているそうで、長瀬は「繁殖してるんですよ! ちゃんと巣があって、子どもがいたり」と知られざる"生態"を明かした。

ただ、このヒヨコは監督に嫌われており、映り込む場所にあると撤収されてしまうそうだが、武井は「岸先生が食べるカップ麺の上に置いてあったり」、長瀬も「5~6話でヒヨコナメ(越し)の宮崎先生とか」と、その存在が確認できるシーンを説明した。

現在は最終話を撮影中だといい、武井が「岸先生のかっこいいセリフも聞けると思いますし、最後はすっきり、さっぱり…」と言いかけると、長瀬は「そこらへんにしとこうか!」と制止。武井は「ラストシーン、楽しみにしててほしいですね」と最終話の最後のカットに、岸のしびれるセリフがあることを予告し、長瀬も「それはもう(笑)」と言いたい衝動を抑えて期待をあおっていた。