ソニーは3月1日、ハイレゾ対応のポータブルBluetoothスピーカー「h.ear go」を発表した。発売は4月16日。価格はオープンで、推定市場価格は税別28,000円前後。カラーはシナバーレッド、ボルドーピンク、ライムイエロー、ビリジアンブルー、チャコールブラックの5色。

h.ear go

h.ear goは、世界最小をうたう(同社調べ)ハイレゾ対応Bluetoothスピーカー。CES 2016に合わせて海外発表されていたが、このたび国内での発売が正式にアナウンスされた。PCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応するほか、DSD 2.8HzをリニアPCMに変換して再生できる。Bluetoothのバージョンは4.2。コーデックはSBCとAACのほか、ソニー独自のLDACに対応。LDAC利用時は、Bluetooth経由でもハイレゾ相当の音質を楽しめるとしている。NFCに対応するほか、Speaker Add機能もサポートし、同機能を搭載したBluetoothスピーカー2台でステレオ再生を行える。

上面

背面

手で持つとこんな感じ

Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n)も搭載し、スマホアプリ「SongPal」から操作可能。また、2016年6月以降に行われるファームウェアアップデートにより、複数のワイヤレススピーカーを使用したサラウンド再生や、2台のワイヤレススピーカーを使ったステレオ再生を「SongPal Link」の機能として提供することが予告されている。

このほかGoogle Castに対応。Wi-Fi経由で音楽配信サービス「Google Play Music」などにアクセスして音楽を再生できる(操作にはスマートフォンが必要)。Google Castの使用中は、スマートフォンでゲームをしながら接続中のスピーカーで音楽を流せる。

内蔵アンプにはフルデジタルの「S-Master HX」を採用。MP3などの圧縮音源をハイレゾ相当に拡張する音質補完技術「DSEE HX」や、ワンタッチでソニー推奨の音質に設定する「Clear Audio+」も使用できる。

35mm径のハイレゾ対応フルレンジスピーカーを搭載

スピーカーボックスは左右のチャンネルを分離した設計になっている

前面のグリルは底面に装備したボタンを押すと着脱できる

ネオジウムマグネットを採用した35mm径のフルレンジスピーカーを搭載。スピーカーボックスは、左右チャンネルが分離した形状になっている。また、パッシブラジエーターをデュアル搭載するほか、重低音をさらに増強する「EXTRA BASS」ボタンも装備した。

カラーラインナップは「h.ear on」など他のh.earシリーズと同一

主な仕様は、バッテリー駆動時間が約12時間、再生周波数帯域が60Hz~40kHz、実用最大出力が12W×2、本体サイズがW204×H62×D60mm、重量が約790g。microUSBケーブルと、USB ACアダプターが付属する。

使用イメージ