大日本印刷(DNP)は、明治時代から続くDNPのオリジナル書体「秀英体」の5書体のデジタルフォントを、ソフトバンク・テクノロジー(SBT)のWebフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」に追加でライセンス提供し、2月25日より利用が可能となったと発表した。FONTPLUS」へのライセンス提供は、2015年2月の提供に続くもので、全部で20書体の利用が可能になったという。

ウェブフォントサービスとは、ウェブサイトを閲覧しているユーザーに、インターネットを介してフォントを配信するサービス。ユーザーの端末にフォントがインストールされていなくても、ウェブサイトの制作者が指定したフォントをブラウザで表示することができる。SBTのウェブフォントサービス「FONTPLUS」により、ウェブサイトの制作者は「秀英体フォント」を利用できる。

追加されたのは、「秀英角ゴシック金 M」「秀英角ゴシック銀 M」、「秀英アンチック」「秀英四号かな」「秀英四号太かな」の5書体。

追加された5書体

同社では、秀英体の利用範囲をさらに広げていくため、ウェブサイトを管理するシステムとウェブフォントサービスとの連携、電子書籍やデジタルサイネージ(電子看板)用のウェブフォント技術の展開などを進め、多様な分野へのライセンス提供を行っていく。