国際民間航空機関(ICAO)は2月22日(カナダ時間)、旅客機におけるリチウムイオン電池の輸送を全面禁止することを発表した。この決定は、4月1日から暫定的に適用される。

ICAOの告知文

今回の決定により、4月1日からリチウムイオン電池を手荷物として旅客機に持ち込むことが出来なくなる。ただし、スマートフォンやPCなどに内蔵されているリチウムイオン電池は、持込が禁止されない。なお、リチウムイオン電池(モバイルバッテリ、PCの予備バッテリを含む)の預け入れ輸送はすでに禁止されている。

ICAOは、リチウムイオン電池の輸送禁止について、航空機の製造会社やパイロット組合からの要望を受けていたこと明かしている。また、リチウムイオン電池の輸送に関する基準について、2018年まで検討を行うという。