NTTデータは2月24日、同社のオープン系システム開発を支える統合ソリューションの基盤となるアプリケーションフレームワークであるTERASOLUNAの「TERASOLUNA Server Framework for Java 5」の本格展開を開始した。

従来のフレームワークと「TERASOLUNA Server Framework for Java 5」

同社ではOSSに独自の機能を追加し、それらをTERASOLUNAフレームワークとして提供することで、システムの生産性や開発品質の向上に寄与してきた。しかし、提供開始から約10年が経過し、新しい技術やアーキテクチャへの対応、およびタイムリーなセキュリティ対策など技術トレンドへの追従が困難だったという。

また、独自のフレームワーク層を含むためグローバルにおける開発者確保が難しく、サポートやメンテナンスの負担が年々増加していることも課題となっていたため、新フレームワークの提供を決定した。

新フレームワークでは同社独自のフレームワーク層の開発をやめ、IT業界の最新動向を踏まえて、米Pivotalが開発したSpring FrameworkといったOSS(オープンソースソフトウェア)を採用。また、高い信頼性が求められるエンタープライズ開発において、OSSを極力そのまま活用するための開発ガイドラインとサポートの提供に注力している。

これにより、最新技術への追従やグローバルにおける開発者確保が容易となり、同社だけでなく世界中の開発者の知見やノウハウを活用することができるという。新フレームワークはポータルサイトで提供しており、提供資材一式はGitHub上でOSSとして公開している。

今後もNTTデータでは、これまでのTERASOLUNAフレームワークの各種サポートを継続しつつ、新フレームワークの機能拡充や品質改善を行うことで、2017年度末までに国内外で200件の採用を目指す。そのほか、TERASOLUNAフレームワークの取り組みを通じて、国内外のOSSコミュニティへの参加やフィードバックを行い、コミュニティの活性化に貢献していく。