オードリー・若林の過去から今までの社会との関わり方全記録! “スタバで「グランデ」と頼めない”

 

『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』(若林正恭/KADOKAWA)

 昨年12月にはTwitterでピース・又吉が絶賛し、翌1月には重版も決定。ファンからは、多くの共感の声が寄せられ、若林氏本人も「こんなに共感してくれる人がいるなら、なぜ今まで同じような考えの人に出会ったことがなかったのだろうか」と感じているのだそう。

 周りから“捻くれ者、自意識過剰”と言われながら社会との関わりを持った著者が、社会との相違や違和感を赤裸々に書き記しているのだが、「その感じ、分かる!」と思ったら最後、ページをめくる手が止まらなくなってしまう。ちなみに筆者も若林ファンの一人だが、この『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』を読んで、僭越ながら彼と同じことを感じた。読了してはまた手に取ることを繰り返してしまう、そんな不思議な本なのだ。

 思ってもないことへの同意、考えすぎないように考える日々、SNSの話……。なかでも、“スタバで「グランデ」と頼めない”問題に関しては「これを頼んでる自分、なんかオシャレぶってんなと思われているのではないか」「身の丈と合っていないような気がする」などの過剰な自意識からくるものだったのかと、同書から気づかされた。本当はこんなこと考えずに、グランデを頼んでしまえばいいのに、なぜか躊躇してしまうのだ。

 一方で、“考えすぎない若林”の姿もたまに顔を出し、ふいに勇気づけられたりもする。

ぼくは、この先ネガティブな感情から抜け出せない仲間がいたら、ぼくの想像力が及ばなかろうが、経験値が及ばなかろうが、保身せず『大丈夫』だと言い張ろうと決心した>

 読者からは、若林氏が綴ったこの言葉のおかげでこれからも頑張れる、という声が多数あがっているとか。ちなみにこの言葉は、彼が売れていない頃、電気を止められてどうしようか困っていたとき、近所のおばさんに“大丈夫よ”と言われた経験から大事にしている言葉なのだそう。

 また、強烈なのが、彼が20代半ばで彼女に振られた際のエピソードだ。

当時、フラれた翌日街を歩いていて草木がちゃんと生えていて、世界が壊れていないことに驚いた。オレが彼女に振られたのだから、交通機関は麻痺して、ライフラインはストップしていないとおかしく感じた

 自分以外のすべてはいつも通りに動いていて、自分だけが止まっている、という感覚ならば理解できなくもないが、若林氏はまったくもって逆の感覚を持っているといえる。

 また、オードリーファンは「春日」という章をじっくり読んでみてほしい。将来のことをしっかり考える若林氏に共感する人、今が楽しい、それでいいという春日氏タイプの人、どちらにもオススメできる内容なのだ。そして、春日氏タイプの人は、若林氏のような人間がいることを知ってほしい。

文=高橋明日香(清談社)


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