一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会は、全世界市場を対象とした事務機械(タイムレコーダー、シュレッダ、デジタル印刷機、ECR/POS、電卓&電子辞書、プロジェクタ、ページプリンタ、複写機・複合機)の出荷に関する見込み及び2年間の予測をとりまとめて発表した。

事務機械全体の総出荷金額は、2014年水準を超える円安が続いた影響もあり、前年比3.5%増の見込みで、国内市場においては、景気回復の足取りは若干の足踏み状態となっており、また前年の消費増税需要の反動もあり、複写機・複合機を含む多くの品目の数量・金額が減少傾向で推移。全体の数量・金額は減少の見込みだという 。

事務機械の全世界出荷予測(国内/海外)

海外市場においては、需要を牽引してきた中国の景気減速が鮮明となっており、中国周辺のアジア諸国の経済にも影響を与え始めているほか、ロシアやブラジルの経済も停滞気味だという。ただ、米国の景気が引き続き緩やかな拡大基調で推移していることや円安の進行が続いたこともあり、全体の数量は微減にとどまり、金額は増加の見込みだという。

2016年以降は、国内市場においては、景気は引き続き横這いから緩やかな回復傾向で推移していくとみられ、企業における事務機の導入は一巡しているが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都内周辺におけるオフィスビルの新築や建て直しに伴う事務機需要の増加や、新たなサービスビジネスの創出による市場発展も期待されているという。

海外市場においては、先進国は、米国の緩やかな景気拡大の持続が期待されているものの、景気回復の途上にある西欧の回復ペースは鈍く、新興国においては、中国景気は減速傾向が当面続くものとみられ、周辺諸国への影響拡大が懸念されるという。これらから、海外市場における事務機の数量・金額はともに微減傾向で推移していくと予測している。

事務機械の全世界出荷予測(全8品目)