佐賀県・古湯温泉ONCRI/おんくりは、客室の床の間を彩るアートを一般公募する「床の間アートコンペ」を開催する。作品の提出〆切は5月15日。

第4回最優秀作 児玉真人氏「ワッカ・キヲク/wheel memory]

同コンペは、主催の温泉宿「古湯温泉ONCRI/おんくり」が同館の床の間を舞台としたアート作品を募るもので、このたび5回目を迎える。

コンペテーマは「とこのまのこと」。日本の伝統的な表現空間である床の間の価値や意義を検証するのと同時に、泊まれるアート空間であるONCRIで過ごす時間、空間を作品を通して表現することを想定したテーマとなっている。優秀作品は、ONCRIフロアのONCRIスイートなど計5室の床の間に1年間展示されるほか、最優秀賞受賞者には賞金30万円や宿泊券などの副賞が贈呈される。

また、今年度の審査は、自身がディレクターを務めるプラットフォーム「SANDWICH」においてアート/デザイン/建築など多岐に渡る活動を行っている彫刻家の名和晃平氏をはじめ、「ベネッセアートプロジェクト直島」において“豊島横尾館”を手掛けた建築家の永山祐子氏、同館をはじめ「松本ホテル花月」等の建築・デザインを監修したインテリアデザイナーの濱川秀樹氏、第4回「床の間アートコンペ」の最優秀賞受賞者・児玉真人氏、そして同館運営元のアゴーラ・ホテルマネジメント佐賀 浅生亜也代表取締役が審査を行う。

なお、作品提出後は5月27日に1次審査、7月3日には館内で公開審査会を実施。この公開審査会に一般審査員として参加した人には、当日限定で湯処「SHIORI/しおり」を無料で利用できる。作品の最大サイズやその他の規定、下見時の宿泊などについての案内は同コンペのWebページを参照のこと。