通帳を発行しないゆうちょダイレクト+(プラス)

ゆうちょ銀行は3月6日から、通帳を発行しない、無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」の取り扱いを開始する。

キャッシュカードとゆうちょダイレクトで利用するサービス

「ゆうちょダイレクト」とは、ゆうちょ版のネットバンキングで、スマートフォンやパソコン、電話などで、窓口やATMが閉まっている土日や深夜でも取引できるサービス。既に総合口座の通帳とキャッシュカードを持っていれば、ネットからも申し込むことができる。

取引できる内容は、残高や入出金の照会、ゆうちょ銀行あての振替、他金融機関への送金、担保定額貯金などへの預け入れ、投資信託の取引(パソコンのみ)などが可能。

このたび3月から取り扱いを開始する、無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」は、名前のとおり、紙の通帳を発行しないサービス。

ゆうちょダイレクトとは異なり、通帳を発行しないので、インターネットオークションを利用の顧客など、お金の出し入れが多い人でも窓口で通帳記帳や繰り越しをする必要がない。

入出金明細照会期間は、ゆうちょダイレクトは最大2カ月間だが、ゆうちょダイレクト+(プラス)は、最大15カ月間(入出金明細照会、払い込み・振り込み入金の照会で確認できる。最も古い明細は、2015年8月1日または「ゆうちょダイレクトの利用開始日の翌日」のいずれかの新しい日付以降のもの)となる。

通帳に記帳されていない取引履歴は、ゆうちょダイレクトは郵送されるが、ゆうちょダイレクト+(プラス)は郵送されない。

貯金については、ゆうちょダイレクトは担保定額貯金と担保定期貯金の預け入れが可能で、ゆうちょダイレクト+(プラス)は、担保定期預金の預け入れ、払い戻しができる。また、担保定額貯金・担保定期貯金の満期のあいさつ状は、ゆうちょダイレクトの場合は郵送されるが、ゆうちょダイレクト+(プラス)はWebで確認できる。

担保定額貯金とは、総合口座に預け入れられる定額貯金で、通常貯金の残高が不足した場合に、自動的に担保定額貯金を担保として貸し付けが受けられる商品。貸付利率は適用利率+0.25%。