DeNA・ラミレス監督はどうなる?プロ野球・外国人監督の歴史

 

今季からDeNAの監督に就任したラミレス監督

◆ 広島のルーツ監督は開幕1カ月で退任

 巨人・高橋由伸、阪神・金本知憲、DeNA・アレックス・ラミレスと現役時代の実績が十分な新監督が揃う今年のセ・リーグ。

 特に最下位からの巻き返しを図るDeNAのラミレス監督に期待が高まっている。現役時代はヤクルト、巨人、DeNAと3球団でプレーし、外国人選手ではNPB歴代1位となる通算2017安打を記録した同監督。その明るいキャラクターもあってファンから愛された。

 では、過去の主な外国人監督にスポットを当ててみよう。過去には若林忠志(大阪タイガース)、与那嶺要(中日)など日系人監督が存在したが、純粋な外国人監督第1号となったのは75年に広島監督となったジョー・ルーツだった。

 彼はまずチームの帽子、ヘルメットを紺から赤に変更。カープの象徴とも言える「赤ヘル」を誕生させた。さらに当時ファーストだった衣笠祥雄をサードにコンバートさせるなど、大改革を敢行。チームの歴史を語る上で外せない重要な人物である。

 しかし、そんな男は開幕から1ヶ月も経たない阪神戦で審判の判定を巡り退場処分を受けると、説得のために球団代表がグラウンドへ出てきたことに対して「監督の権限を侵された」と主張。なんと監督を辞任してしまう。

 ちなみに、その後の広島は古葉竹識コーチが監督に昇格。球団初のリーグ優勝を成し遂げた。プロ野球史上初の外国人監督は、まさに伝説的な人物であった。


◆ 近年ではロッテ・バレンタイン監督、日本ハム・ヒルマン監督が日本一に

 近年、日本で成功した外国人監督と言えばロッテのボビー・バレンタイン監督、日本ハムのトレイ・ヒルマン監督が挙げられる。テキサス・レンジャーズでの監督経験を持つバレンタイン監督は、95年にロッテ監督に就任。

 万年Bクラスに低迷していたチームを2位に押し上げ、その手腕を発揮する。しかし、広岡達朗GMとの確執もありわずか1年で解任。それでも04年には再び監督へ復帰し、翌05年には西岡剛(現阪神)、今江敏晃(現楽天)ら「ボビーチルドレン」の活躍もあってリーグ優勝、そしてロッテ31年ぶりの日本一と一気に駆け上がった。ファンはそんなバレンタイン監督を愛し続け、09年に惜しまれつつ監督を退任した。

 一方、ヒルマン監督は03年に日本ハムの監督に就任する。翌04年にチームが北海道へ移転すると、この年加入した新庄剛志の活躍もあって3位に入りプレーオフ(当時)へ進出。北海道のファンの心を掴み始める。すると06年にはチームを日本一へと導き、この時にヒルマン監督が発した「シンジラレナーイ」という言葉は大きな話題となった。翌年はリーグ連覇を置き土産に監督を退いたが、北海道にチームを根付かせる土台作りを果たした。

 パフォーマンスで話題を呼んだ監督といえば、06年から4年間広島の監督を務めたマーティ・ブラウン監督は審判の判定に怒った挙句、一塁ベースを引っこ抜いて投げたりホームベースに砂をかけて隠すなどのパフォーマンスで大いにファンを喜ばせた。

 外国人監督は何かしらの「歴史」を残しているのが分かる。ラミレス監督はどんな歴史を残すのだろうか。


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