お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、21日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、バイオリニスト・高嶋ちさ子の"ゲーム機バキバキ事件"に関して怒りをあらわにした。

ダウンタウンの松本人志

高嶋は東京新聞の子育てコラムで、家庭内のルールを守らなかった2人の息子のゲーム機を「真っ二つ」にしたことを写真付きで公表。コラムによると、高嶋家ではゲームのプレイ時間について「土曜の17時から19時限定」という制限を設けていたが、その約束を守らなかったことから、ゲーム機を"バキバキ"にする制裁を下したという。

ゲーム好きで知られる松本は、ゲームをバイオリンに置き換え、「例えば僕の子どもがバイオリンを(約束を守らずに)弾いてて、バイオリンを"バキバキ"にしたら、この人は何て言うんでしょうね」と意見。「ゲーム機を一生懸命作っている人にしたら、この"バキバキ"写真はやっぱり良い気はしないですよ」と別の立場の心中を思いやり、「絶対にこの人は、バイオリンを"バキバキ"に折った写真を載せたら怒ってるよ」と断言した。

ネット上では、「子どもへのDVやマウンティング」と指摘する声もあるが、松本は「それは思わない。好き好き、勝手にしたらいいと思う」という考え。高嶋家ではもともとゲーム機を与えない方針だったが、長男が友だちの親からプレゼントされたことをきっかけに次男にも購入した経緯があり、松本は「出た出た。俺、ゲームを完全に否定する人間嫌いやねん」と不快感をあらわにし、「ゲームで感動することもあるんだぜ!」「学ぶこともあるし!」と訴えた。

さらに、「高嶋さんに聞きたい」と切り出し、「『私はゲームを最初から最後まで1回でもクリアしたことがあります』と言うんだったら、僕は申し訳ございませんでしたと言ってもいい」に加えて、「絶対にやってないと思いますね。しょうもないパズルゲームとか、そんなんしかたぶんやったことないと思います」と主張。「(ゲームを)えらい下に見てるなと思う」と分析した。

"バキバキ事件"に対する意見を、「ゲームをちゃんとクリアしたことがある人間は、こんなバッドエンディングは迎えないけどね!」と締めくくった松本。司会の東野幸治も「今日は怒ってますね」と笑ってしまうほどの"ゲーム愛"だったが、何食わぬ顔でさらっと「あっ、でも僕、RPGはクリアしたことないんですけどね」「アクションがあってストーリー性のあるのが好き」と告白し、出演者を笑わせていた。