JR北海道は3月26日のダイヤ改正と同時に客室乗務員による車内サービスを一部変更すると発表した。一部の特急「スーパー北斗」「北斗」「スーパーおおぞら」で実施していたグリーン車サービスは全廃となる。

函館~札幌間を結ぶ特急「スーパー北斗」(キハ281系)

グリーン車サービスは現在、函館~札幌間の特急「スーパー北斗」「北斗」のうち14本、札幌~釧路間の特急「スーパーおおぞら」のうち8本で実施。客室乗務員がおしぼり・ドリンク・毛布・雑誌のサービスを行っていたが、3月25日をもってすべての列車でサービスを終了する。

一方、特急「スーパー北斗」「北斗」の車内販売を実施する列車は現在より拡大される。ダイヤ改正により、「スーパー北斗」「北斗」が6本(3往復)増発されるのにともない、車内販売の実施列車も現行の14本から20本に増やす。

車内販売では、北海道らしさを感じさせる新商品の取扱いを開始。北海道新幹線H5系をモチーフとしたパッケージの「北海道新幹線弁当」をはじめ、「函館カール・レイモン」の一口サラミ、夕張メロンゼリーといった北海道ならではの商品を3月1日から販売する。

名物弁当として名高い「かなやのかにめし」は、車内販売限定で掛け紙をH5系をあしらったデザインに変更。この限定掛け紙の「かにめし」は、車内販売を実施する「スーパー北斗」「北斗」で3月1日から8月下旬まで販売され、掛け紙がなくなり次第終了となる。