カスペルスキーは2月16日、SNSのプライバシー設定の重要性を、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。

同社の調査によると、FacebookやInstagramなどのSNS利用者のうち、28%がプライバシー設定に無関心であることがわかった。そういった利用者は、自分の投稿や写真をすべて一般公開していることになる。

また、10人に1人は友達リクエストを受け取った際、まったく面識がない人であっても1人残らず承認している。また、3人に1人は共通の友達が2~3人いれば、知らない人であっても友達になっている。

まったく面識のない人と友達になることで、ダイレクトメールでアフィリエイト先のオンラインストアの商品を欲しくもないのに宣伝してきたり、買わせてくるようなケースがある。例えば、ダイエットグッズやジムの売り込み、Webカメラ「チャット」のボットという場合もある。セールス目的ではなくサイバー犯罪者だった場合は、サイバー犯罪に巻き込まれる恐れがある。

カスペルスキーは、SNSの利用者の多くが「SNSは安全である」という錯覚があると指摘。例えば、SNS上に公開したデータは安全に保護されていると思いがちだが、他人が勝手に入手して悪用するケースも少なくない。写真はダウンロードできしまうし、チェックインすることで現在の居場所を伝えてしまう。SNSの利用者は「ごく普通の人たち」だけではなく、スパイやサイバー犯罪者にとっても「標的を狙う場所」として活用している。

SNSの利用者は、自分がどんな個人情報を公開しているのか、ソフトウェアの開発元やネットショップなどの第三者組織に共有しているのかなど、プライバシー対策を注意深く行っていく必要がある。また、気を付けておきたいポイントとして、見知らぬ人から友達リクエストを受け取って保留中になっているならすべて拒否する、知らない人が送ってきたリンクは悪意あるWebサイトにつながっているかもしれないのでクリックしてはいけないと紹介している。