小さな子どもを対象とした付録から発がんの可能性が高い「ホルムアルデヒド」が検出された

講談社は2月18日、3月15日に発売を予定していた「たのしい幼稚園」4月号増刊と「ひめぐみ vol.33」の発売中止を発表した。過去に発売した幼児誌、コミック誌の付録ネイルから、発がんの可能性が高いとされる「ホルムアルデヒド」が検出されたことを受けての決定。

同社によると、「おともだちピンク」2014年11月号および「なかよし」2015 年1月号の付録ネイルから、「ごく微量」のホルムアルデヒドが検出されたという。いずれも発売前に検査を実施しており、その際には同物質は検出されていなかったが、今回あらためて検査をしたところ、検出が認められた。現時点で「原因が特定できておりません」としており、これまでに健康被害の報告は入っていないとのこと。

3月15日発売予定の「ひめぐみ vol.33」の付録は「ネイル&リップセット」を予定しており、既に安全検査を2回行ったが、ホルムアルデヒドの検出は確認されていないという。

それでも、同社は「読者のみなさまの安全を第一に考えた結果、万全を期して、『ひめぐみ vol.33』の発売中止を決定いたしました」と今回の経緯を説明している。

講談社の今回の決定を受け、Twitter上では

「子供の身体に直接使われるであろう物だしこの対処は妥当だと思う」

「ホルムアルデヒドはアカン」

「一昨年のはもう使っちゃってるだろうなあ」

などのコメントが見られる(すべて原文)。

※写真と本文は関係ありません