富士通は2月17日、arcserve Japanが提供する統合バックアップ/リカバリ・ソリューション「Arcserve Unified Data Protection」が、同社のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」に対応し、同日より利用可能になったと発表した。

両社は、Arcserve UDPを富士通のデジタル・ビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc」の中核商品であるK5上で動作させるための設計・検証を、2015年9月に開始し、K5に対応した最初のバックアップソリューションとして、Arcserve UDPが提供開始された。

Arcserve UDPを活用することで、K5上に構築した業務システムについて、 OSが稼働中の状態でバックアップが行え、自社内に構築したシステムから必要なデータをK5上へ2次バックアップすることが可能になる。

また、Arcserve UDPはドライブイメージからのファイル単位のリストア(復旧)や、顧客が任意の場所に構築したサーバへのバックアップデータの遠隔転送を標準機能として提供しており、時間従量料金の仮想サーバおよび容量従量料金のストレージを提供しているK5と合わせて利用することで、投資を抑えつつデータの保護から災害対策が行える。

K5は2016年度以降、海外での提供も予定しており、データのバックアップ先として海外を利用したいニーズにも対応していく。